林業を始めたら、膝に水がたまった。40代・林業初心者が感じた「体との付き合い方」~協力隊2年目~

林業が楽しくて、もっとやりたい!気持ちは元気なのに、なぜか体がついてこない。そしてついに膝に水まで・・・。林業を長く続けるために、体とどう付き合っていけばいいのだろう!?

■私、体力ある方だと思ってました

林業を始める前、自分では体力がある方だと思ってました。
体を動かすことも好きだし、多少寝れば回復する。
だから林業を始めるときも、「体力的に大丈夫かな?」という心配は、そこまでしていなかったように思います。

むしろ心配だったのは、チェーンソーで木をちゃんと伐れるのか、機械を使えるようになるのか・・・そんなことばかり。
まさか「自分の体」が壁になるとは、このときは思っていませんでした。

■山での作業が、とにかく楽しかった

協力隊2年目の研修が始まり、実際に山に入れることが嬉しかった。
チェーンソーを使ったり、木を伐ったり、造材したり。
1年目で習ったことの繰り返しです。
もちろん疲れる日はあります。
でも、山で体を動かして、新しいことが少しずつできるようになるのが楽しかったんです。
自分の体に疲れがたまっていることにも、あまり気づいてなかったのかもしれません。

■心は元気なのに、体がついてこない

研修先では、山での作業に加えて、体力をつけるために週1回ジムで1時間ほど筋トレをしていました。
「もっと動けるようになりたい。」
そう思って足を鍛えていました。

ところが、少しずつ体に変化がでてきました。
「なんか右膝がおかしいな」
そんな小さな違和感から始まりました。

気持ちは元気でした。
まだまだ動きたい。歩ける。
なのに、体のほうはそうではなかったようです。

病院で診てもらうと、膝に水がたまっていました。
「えっ、膝に水!?」聞いたことはあったけれど、まさか自分がそうなるなんて・・・
膝に負担をかけてしまっていたことにこのとき気づきました。
ここで、初めて、
「私が思っている以上に、体は疲れていたのかもしれない。」
と思いました。

■思っていた「体力」と、林業の「体力」は違った?

それまで私は、体力があるというのは「たくさん動ける」「疲れても頑張れる」ということだと思っていました。
でも林業を経験してみると、それだけじゃない気がします。

斜面を歩く。
足場の悪いところで踏ん張る。
道具を持って移動する。
普段しない姿勢で作業する。
それを一日だけではなく、何日も、何か月も続けていく。

山仕事では、私が思っていた以上にいろいろな部分を使っていたんだと思います。
その上に、さらにトレーニングで負担を足していたとしたら・・・
「私、思っていたほどに体力なかったんだな。」
ちょっと悔しいけれど、自分の体を知るきっかけになりました。

■体力をつければ、それでいい?

膝に水がたまり、「もっと、体力つけなきゃ。」
と思いました。

でも少し考えてみると、そもそも体力つけようとして頑張ったことが、体の負担になっていたかもしれないのです。
楽しいと、つい頑張ってしまう。まだできる、と思ってしまう。
私の場合は、心が元気だから、体から出ていた「ちょっと休んで」サインを見落としていたのかもしれません。

だからこれから必要なのは、ただ強い体をつくることだけではなくて、自分の体の状態に気づけるようになること。
自分に合った体力づくりがあることを知ることなのかなと思っています。

■山での研修とともに、自分の体のことも学んでいく

40代で始めた林業。
木、山、機械、まだまだ知らないことばかりです。
そして、今回、自分の体についても学ぶことが増えました。

自分の心の声をしっかり聞くことも、林業を長く続けていくためには必要なのかもしれません。

「体力は、毎日作業をしていればついてくる。」
研修先で言われたこの言葉を信じてみようと思います。

焦らず、無理せず、自分の体に声を聞きながら、長く林業を続けていけたらと思います。